MovableTypeサイトリニューアル手順

先日、MovableTypeのサイトをリニューアルする機会があったので、その際の手順をまとめておきます。
リニューアルは同一サーバで行い、別ディレクトリに切り替えるような作業を行いました。

mt-config.cgi内にパスが記述されていますので、そのパスを新しいディレクトリに切り替えます。

CGIPath /mt/
StaticWebPath /mt/mt-static/
StaticFilePath /(※ここを書き換えます：新ディレクトリまでのフルパス)/mt/mt-static

データベースを切り替える場合は、以下の記述を書き換えます。

Database (※ここを書き換えます)
DBUser (※ここを書き換えます)
DBPassword (※ここを書き換えます)
DBHost (※ここを書き換えます)

これで大枠の切り替えはOKなのですが、細かい作業はほかにもあります。

SSLの設定を変更しなければなりません。
今回はさくらサーバのコントロールパネルでの設定変更を例に挙げます。

さくらコントロールパネル＞ドメイン設定＞更新＞独自SSLの設定
とメニューを選択し、ディレクトリの指定を変更します。
「/(ドキュメントルートまでのパス)/www/」が前ディレクトリで
「/(ドキュメントルートまでのパス)/www/new」に切り替える際は「/new」とします。

これを行わないと、SSLアクセス時に前のページが表示されてしまいます。

MovableTypeで管理していないファイルがあれば、ファイル内のパスを書き換えることを忘れないようにしましょう。

記事内のリンクはパスが書き換わるものと書き換わらないものがあるようです。
面倒ですが、１つずつ差し替えていかねばなりません。

SSLの部分やリンク切れなど、自動切り替えでは賄えない部分もあり、少し大変です。
もっと簡単な方法があればと思いました。なお、再構築は忘れないようにしましょう。